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宇宙理論を志望する方

宇宙には驚くべき謎が満ちています。その謎をあなたが解く場面を想像してみて下さい。ワクワクしませんか?実際、宇宙の研究はエキサイティングで非常に面白いものです。しかも、宇宙を研究すると、自然を総合的に理解し、「宇宙を手のひらに」することができます。修士・博士課程はそのような研究者になるための練習期間なのです。

研究とは something new をすることです。テストで良い点数を取る人が、必ずしも良い研究者とは限りません。これが研究と勉強の決定的な違いです。それゆえ、良い研究者になるには、自分の得意分野を伸ばすことが大事になります。宇宙の研究では、基礎理論の数理的研究、現象のモデル構築、数値物理、観測情報の解析など、研究対象も用いられる手法も多様で、自分の特性・能力にあった研究が可能です。修士・博士課程の間に、自分の得意分野を見つけ、世界の誰もまねできない「宇宙に一つの花」を目指すわけです。

 誰もできないような研究ができれば、自然と研究職に就くことができます。もちろん研究で食べていくのは簡単ではありません。しかし、宇宙の分野では、今後、数えきれないほど新しい観測・実験が計画されており、その重要性がますます増しています。たとえ、大学や研究所に残らず一般社会で活躍する道を選んだ場合でも、自分を磨いた努力は大いに役立つことでしょう。

 修士・博士課程で独創性を開花させるには、基礎学力が不可欠です。学部で学ぶ物理は最低限必要です。総研大の修士1年では、general education といって素粒子・原子核・宇宙の分野に関係なく、一般相対論や場の理論などの基礎勉強をみっちり行います。

 というわけで、宇宙理論を志望する方に求めることは以下のようになります。

0. 平日は普通に通学する

一部の天才は自分一人で研究ができるかもしれません。しかし、そのような人は極めて稀です。平日には通学して研究室の人とコミュニケーションを取りましょう。当たり前のようですが、実は非常に大事です。 

 

1. 好奇心

研究を推進する原動力は好奇心です。研究がうまく行っている時は楽しいので気になりませんが、研究は良く行き詰まります。そんな時は初心を思い出しましょう。

 

2. (解析)力学・電磁気・熱統計力学・量子力学

学部で学ぶこれらの物理の基礎は必須です。加えて、特殊相対論や流体力学の知識があると有利です。ランダウの「場の古典論」などを何度も読むことをお勧めします。

 

3. まず一芸に秀でることが大切

ぜひ宇宙に一つの花を咲かせましょう!


最終更新日:2015/04/14