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素粒子現象論スタッフ

北野 龍一郎

我々の自然界には様々な種類の素粒子が存在して、それらの相互作用によって、 多くの現象に説明がつくことがわかってきています。特に、素粒子に働く強い力、弱い力、電磁相互作用はすべて、いわば一般化された電磁気学における「閉じ込め相」「ヒッグス相」「クーロン相」という様々な真空の現れとして統一的に理解されています。ただ、最新の理論といっても謎が多く、「なぜヒッグス相にあるのか?」といったような数多くの理論的問いとともに、我々の宇宙の成り立ちを考えると、我々の知識は不完全であることがわかっています。私は、宇宙の成り立ちやヒッグスの謎などに説明をあたえる整合性のとれた理論の構成とその検証を目指した研究をしています。

野尻 美保子

素粒子物理の分野では2007年からLHC実験がはじまります。これは、陽子と陽子を高エネルギーで衝突させることによって、まだ発見されていない標準模型のヒッグス粒子や、陽子の1000倍程度の質量をもつと考えられている超対称粒子などを発見することを目標としています。現在はこのような粒子をLHC で発見し、その性質を明らかにするにはどうすれば良いかを研究しています。また宇宙に存在するダークマターの素粒子論的な性質について研究しています。

遠藤 基

素粒子物理学には標準理論とよばれる素粒子現象をとてもよく説明することのできる理論があります。しかし、宇宙暗黒物質やニュートリノ振動現象の発見など、標準理論では説明することのできない現象もすでに見つかっているため、標準理論は究極の理論ではないことも分かっています。そのため、CERNのLHC実験やKEKのBファクトリー実験、J-PARCにおける高輝度実験をはじめとする世界中の素粒子実験では、標準理論の綻びを見つけて究極理論への手がかりをつかもうとしてます。私は、これらの実験に基づいて標準模型を超える物理理論の全容を明らかにすることを目指して研究しています。

阪村 豊

現在の素粒子物理学には標準模型と呼ばれる、これまで得られたほとんどの実験結果と無矛盾な理論が存在します。しかし、この理論には多くの理論的な問題点が存在する為、更に高エネルギーの領域には、より基本的な理論が存在すると考えられています。そのような標準模型を超える新たな物理理論として、超対称性を持つ理論や5次元以上の時空に基づく余剰次元理論等が有力視されており、多くの研究が行われています。私はこれらの標準模型を超える物理理論の構築や、その将来の実験における検証可能性、宇宙論への効果等に興味を持って研究しています。


最終更新日:2017/05/23