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KEK-CMBグループで共に宇宙の謎に迫りませんか?

このグループは2008年に誕生した若々しいグループです。宇宙を実験室にして、物理学の根本法則を実験的手法で探求し、それが宇宙誕生の謎を解くことにつながる! 教官である私たち自身が、どきどきしながら研究をしています。この魅力的なプロジェクトに総研大生として参加しませんか?



羽澄 昌史  教授



Q. 実験的宇宙論とはどんな学問ですか?

A. 実験的宇宙論とは、宇宙を大局的にとらえ実験•観測に基づいて宇宙の起源、構造、進化を理解しようとする学問です。近年の観測技術の進歩により理論の精密検証が可能になり、また様々な驚くべき事実(暗黒エネルギーの存在等)が明らかになってきています。我々のグループでは、特に宇宙背景放射(CMB)偏光の精密測定を通して宇宙誕生の謎の解明を目指しています。

Q. 現在のグループの構成はどうなっていますか ?

A. KEK-CMBグループ( web )のメンバーの項をご覧下さい。専任スタッフ5人、研究員6人、学生6人です。自由な雰囲気でスタッフ、学生間の議論を重視して教育を行っています。また理論グループと一緒にしばしばゼミなどを行っており、学生間の交流は理論、実験の枠を越えて活発です。

Q. 進学したらどのような研究ができますか?

A. 入学したらKEK-CMBグループが進めているいずれかの研究プロジェクトに加わって研究をします。学位取得の方法としては以下の選択肢があります。

  1. 国際共同実験に参加し、学位を取る:
    • チリ、アタカマ高地におけるPOLARBEAR実験

    : 理論志向の強い人も受け入れ可能 (データ解析)

     

  2. 将来のCMB科学衛星LiteBIRDのための開発研究で学位を取る:
    • LiteBIRDにつながる日本主導の地上実験GroundBIRD
    • 超伝導検出器の開発

    : ばりばりの実験志向。天文台、JAXAと交流しています。

Q. 卒業生の進路は?

A. KEK-CMBグループは2008年に誕生したばかりの新しいグループで、まだ総研大の卒業生はいません。特別共同利用研究員としてグループに参加していた学生が2011年3月に博士号を取得し、現在は米国で研究員をしています(カリフォルニア大バークレー校)。


先輩大いに語る (総研大M2 清水景絵)

<研究・勉強内容>

私はCMBグループの第一期生として入学してきました。他の研究室とは異なり、ここでは入学してすぐに修士論文のテーマを与えられ、2年間通して研究を行っていきます。8月に行われる天文天体物理若手夏の学校を皮切りに、2~3ヶ月に一度研究会に参加し、そこで外部に向けて研究成果を報告します。同時に一年を通して授業・ゼミで宇宙物理学とCMBに関する基礎的な勉強を行います。2年次では授業はほとんどなく、研究に専念することができます。私の参加しているPOLARBEAR実験はアメリカのカリフォルニア大学バークレー校が主催する実験であり、必要に応じて派遣されることになります。また、バークレーとのミーティングは当然英語であり、英語力を磨くことは必須です。私も今英会話学校に通い、特にSpeaking、Listening力を鍛えているところです。

<研究室の雰囲気>

研究室の雰囲気は相当自由です。最近はCMBグループの中でスポーツをしようという動きがあり、キャッチボール部、テニス部などが設立されました。また、一人暮らしの学生は栄養状態が悪くなりがちですのでそれを補うために週一度程度のお米クラブとプロテインクラブがあります。なので非常に健康的に過ごせるような配慮がなされています。

<そのほか>

つくばはアパートが割と安く借りられます。3~4万円程度です。また、リサーチ・アシスタントとして月に5万程度のバイト代をもらうことができます。ここではあまりお金をかけずに生活できるので生活費の心配をあまりすることなく、研究に専念することができます。

<※注>

ここでは語れないことが大いにありますのでぜひ直接私たち大学院生に話を聞きにきてください。

Q. もっと詳しく知りたいのですが

A. もっと詳しくKEK-CMBグループについて知りたい方は、羽澄とコンタクトを取って下さい。研究室、実験室の見学や、総研大の先輩との相談も大歓迎です。羽澄の連絡先は、masashi.hazumi(あっと)kek.jpです。


最終更新日:2010/05/27